「成瀬は天下を取りにいく」の『名言』が話題だけど、なんでこんなに話題なの?
大人気の主人公の成瀬の『名言』だから注目されているみたいだよー
そうなの!?
成瀬がどんな人物なのかも気になるね!
2024年本屋大賞を受賞したり、中学校受験の試験問題にも使われたみたいだけど・・・どうしてそこまで注目を浴びてるか知りたいよねぇ
今回は『名言』を含めて、なぜここまで世間が賑わっているのか徹底調査してみました!
「成瀬は天下を取りにいく」のストーリーや、主人公の成瀬の魅力も含めて分かりやすくご紹介したいと思います。
*ネタバレ内容も含みますのでご注意ください。
成瀬は天下を取りにいくの代表的な『名言』を3つご紹介
この作品の『名言』が注目されている理由は、主人公の成瀬が「自分のやりたいこと」を宣言し真面目に実行していく姿をみて皆の心を掴んでいくからです。
『ありがとう西武大津店』で私が感銘を受けた成瀬の代表的な『名言』3つを内容とともに紹介していきますね。
名言①「わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」
これは、成瀬と島崎が住む大津市唯一のデパート西武大津店の閉店が決まった際に成瀬が放ったことば。
成瀬はコロナ禍でイベントが縮小されるなか、夏の思い出として毎日ローカルテレビの生放送に映りに行くと宣言したのです。
なかなか、こんな発想できる中学生いないよねぇ
夏の暑いときに、毎日同じ時間に行くとか考えられないよ~
もちろん、成瀬は『名言』通りに2020年の夏を西武大津店に通い、やりきります!
成瀬は「自分がやりたい」と思ったら、周りの目も気にせず最後までやり遂げる実行力があるのです。
野球のユニフォーム着たりマスクにメッセージ書いたり、色々工夫するところがまた面白いんだよねぇ
成瀬の侍みたいなセリフが更にカッコよくてささっちゃう♡
名言②「大きなことを百個言って、ひとつでも叶えられたら、「あの人すごい」になる。」
期末テストで点満点を500点取ると宣言し、結果490点だったときに成瀬が放ったことば。
あとに「だから日頃から口に出して種をまいておくことが重要なのだ」と続き、確かに成瀬は日ごろからやりたいことを直ぐにことばにしています。
素で「有言実行」をやってみせるところがカッコいいんだよなぁ
それに、500点満点ではなく490点であることに現実味があり、成瀬が決して完璧ではないところが親近感と魅力を増しているところだと思います。
島崎から、ほら吹きにならないか聞かれたら、同じだと答えている成瀬の素直に答える一面も惹かれるところですよね。
スケールが大きいことを言うだけじゃなく、ちゃんと努力してやり遂げるから心打たれるのよね
名言③「将来、わたしが大津にデパートを建てる」
毎日西武大津店に通って、閉店を見届けた成瀬が最後に放ったことば。
西武大津店は、大津市唯一の百貨店として44年間地域住民に愛されてきた百貨店であり、今回の閉店はみんなの心を痛めるニュースでした。
成瀬の両親はどちらも滋賀県出身で、西武大津店があるから近くに引っ越してきたぐらい思い入れが強く、そんな両親に育てられた成瀬にとって、大津にデパートがなくなることは大きく感じ「自分が建てる!」と思ったんでしょうね。
『有言実行』を素でいく成瀬の言葉だからこそ、現実味があり彼女なら本当に実現してくれそうと思えてささるんですよね。
成瀬の真っすぐな想いが込められている『名言』だからパワーがあるんだよねぇ
注目を集めるのも納得ね!
成瀬は天下を取りにいくのあらすじと魅力を解説!
素敵な『名言』を残す主人公の成瀬が、どんな人物なのか気になってきましたよね!
【あらすじ】をご紹介したあと、成瀬あかりについて深堀りしながら「成瀬が天下を取っていく」の魅力を詳しく紹介していきたいと思います♪
成瀬は天下を取りにいく【あらすじ】
主人公の成瀬あかりは、いつもやることが変わっていて皆とは一線を画す浮いている女子中学生。
でも成瀬は、そんなこと気にすることなく常にマイペースで「自分がやりたい」と思うことに突き進みます。
一見、変わっているように見える言動も真面目にやり切る姿をみて、いつの間にか周りは惹きこまれていき、端々に力強い『名言』を残していく成瀬にみんな目が離せず、次は何をしてくれるのかと期待してまうのです。
滋賀県大津が舞台だったり、コロナ禍など実際のシチュエーションで繰り広げられる世界は、とても入り込みやすく読者をさらに惹きつけます。
ぜひ読んで欲しい1冊です♪
主人公の成瀬あかりの魅力
成瀬は「自分のやりたい」を素直に実行する女の子
「シャボン玉を極める」と言って、数日後には天才シャボン玉少女として地方ローカル番組に出演したり、小学校の卒業文集に将来の夢として素のおばあちゃんとして200歳まで生きると真面目に書いてるんですよね。
成瀬はいつも周りが驚くような言動をします。
それは一般的な常識や周りの意見を鵜吞みにしたりすることなく、常に「自分がやりたい」という素直な気持ちから始まり、1つの物事に真剣に向き合い、最後までやり遂げる実行力を私たちに見せてくれるんです。
見ててカッコいいし、気づかされることも多いんだよね
そして私たちに、次は「何をしてくれるのか」とワクワクと、必ずやり遂げてくれるという期待を抱かせてくれる魅力がある女の子なのです。
こんな子が近くにいたら、毎日楽しいだろうなぁ
成瀬の一番の理解者は幼馴染の島崎
主人公の成瀬を14年にわたり間近で見てきた島崎みゆき。
成瀬の日常を『成瀬あかり史』と表現したり、成瀬に頼まれたことについて『務め』と表現したりと、成瀬に一番尊敬し理解しています。
成瀬の突拍子もない言動にも動じず、いつも成瀬がやりやすい距離感を図りつつ、自分自身も参加して楽しんでいる女の子。
あるいみ成瀬よりも凄いんじゃないかと私は思っていて、島崎みゆきの適応力、察する力には脱帽であり、成瀬から信頼を得ているのも納得です!
島崎あっての成瀬と言えるんじゃないかぁ
ふたりの関係性の魅力とは
ふたりは同じマンションに住む幼馴染。
島崎は、なんでも出来る成瀬が幼稚園時代には周りから持て囃(はや)されてたときのことも知っているし、その後周囲から何でもできることを感じが悪いと受け取られ、どんどん孤立していく成瀬も知っている。
成瀬は周りの目など気にしない子かもしれないが・・・
成瀬にとって、自分に忌憚(きたん)ない意見を伝えてくれたり、常にほどよい距離感をたもってくれる島崎は貴重な存在であり大切にしていることが端々で伝わって来ます!
また、島崎も成瀬に対しいつも変なことをいうと言いながら、成瀬のそばでいることや成瀬が思いついたことを一緒にすることに誇りを持っていて、一目置いていることが分かります。
お互いの存在を認める素敵な関係だよね
島崎の存在は、本当大きいよね
成瀬の感情がありのまま書かれている最終章が必見!
最終章では、周りを気にせず突き進んでいると思っていた成瀬がなんと周りに流され、皆から失望される展開があるんです!
それも今まで成瀬以外の目線で語られていたのが、三人称で書かれていて成瀬のありのままの感情が書かれています。
この作品は毎回誰かの目線で書かれているんだよねぇ
そうそう面白いよね!一篇は島崎目線で書かれてて、最終章で漸く成瀬の目線で書かれているんだよね~
島崎を大切に思う気持ちが成瀬のことばで書かれていて、嬉しくなる場面もあるので必見です!
成瀬も普通の人間だったってことね!
それがまた、親近感が湧いて魅力が増すんだよねぇ
成瀬がみんなのことをどう思っているか実際に読んでみたいね!
成瀬は天下を取りにいくの『名言』とは?魅力を徹底解説!まとめ
一見、突拍子もない言動をするけれど、「自分がやりたいこと」へまっすぐに突き進み、実行していく成瀬。
その成瀬が発するからこそ、話題になっている『名言』でしたね。
わたしたちも幼いころは、周りや情報に流されず「自分のやりたいこと」を言ってた気がするわ~
そういや、僕は仮面ライダーになる!って豪語してたなぁ(笑)
「成瀬が天下を取りにいく」のストーリー性はもちろん、実在する中学校が舞台だったりコロナ禍という時代背景だったりと、現実味がるのも魅力のひとつですよね。
とても読みやすい文章で親近感もあるから、中学受験の試験問題に採用されるのも納得できるわ
小説からはじまり、漫画になり、今はドラマ化や映画化への期待が多くのファンから声があがっています!
知らなかったけど、これだけ魅力があるなら今すぐ読まなくっちゃ!
続編「成瀬は信じた道をいく」はもう出版されているみたいだよ!
ぜひ、まずは「成瀬は天下を取りにいく」を読んで、成瀬の『名言』を実際にチェックしていただきたいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。