『ギャグマンガ日和GO』は、2025年4月に放送開始された『ギャグマンガ日和』シリーズの最新作で、原作『ギャグマンガ日和GB』のシュールなギャグがアニメ化され話題になっています。
ギャグマンガ日和シリーズは、独特のテンポや魅力的な作風のキャラクターで、長年にわたってコアな人気を維持し続けています。
今回のアニメシリーズは第5期にあたり、初心者には入りにくいかなと思う方もいるかと思います。

アニメでは魅力的なキャラクターと、それに全力で乗っかる声優陣も面白い!
今回は、ファンの心を掴んでいるアニメギャグマンガ日和GOの魅力と面白いキャラクターを初心者でもわかりやすいようにご紹介していきます!
初心者向け|ギャグマンガ日和GOの魅力を徹底解説!


それでは、ここからアニメギャグマンガ日和GOの魅力を徹底解説していきます。
初心者はこれさえ読めば今からでも『ギャグマン日和シリーズ』に飛び込めますよ!
魅力その①物語のテンポが神がかっている
アニメギャグマンガ日和GOの魅力1つ目は、ストーリーのテンポが絶妙で、神がかっている点です。
『間』が無い=飽きるスキがない!
よくあるギャグアニメは、ボケ → 間 → ツッコミの「間」で笑わせますが、アニメギャグマンガ日和GOはそうではありません。
アニメギャグマンガ日和GOは、ボケ→ボケ→ツッコミ(+さらにボケ)という『連打式ギャグ』。



笑いの往復ビンタが襲いかかってきます。
これによって視聴者はツッコミが追いつかず、笑う前に次の笑いが来るという独特の中毒感が生まれます。
セリフの速度が異常!


アニメギャグマンガ日和GOの声優陣はうえだゆうじ、前田剛などの超ベテランが担当しています。
そしてこのベテラン声優陣がセリフを『滑舌おばけ』レベルの速さで喋るので、内容が脳に直接流し込まれる感覚になります。



テンポが早いのに聞き取りやすく、ちゃんと面白い。
これは演技力+演出の大勝利!
話が短い=無駄がない
アニメギャグマンガ日和GOは1話あたり3~4本の短編(3分程度)で構成されています。
物語のテンポを崩す『説明』や『感動パート』が一切ありません。
展開に“間”を入れない構成が、現代の短尺動画世代にも刺さる理由の一つ。



近頃は、倍速で動画を楽しむ人が多いみたいだしね。
時代の影響をプラスにして人気にしている製作陣に感服します。
魅力その②声優陣の使い方がエグい


アニメギャグマンガ日和GOの魅力2つ目は、ベテラン声優陣の使い方がエグいこと。
それでは詳しく見ていきましょう!
主要声優は全話出ずっぱり&複数役を担当
代表例がこちら。
- うえだゆうじ→聖徳太子、ベリー、うさみちゃん、その他モブなど多数
- 前田剛→小野妹子、ツッコミ役、変なおじさん系、天使など
- 名塚佳織→少女、OL、イヌなど
- 内藤玲→サブカル系青年、狂人枠、ナレーターなど
声優1人で3〜5キャラを同時に演じる回もあり、セルフ掛け合い(自分同士で会話)と言う現象が起こることも。



同時に演じる声優×複数になった場合には、流石のベテランも誰が誰を演じているのか混乱するらしい。
なかなか、ベテラン声優が兼ね役を演じるのは珍しい事ですよね。
キャラの『声使い回し』が逆に笑える
アニメギャグマンガ日和GOではよくこんなことが起こります。
- 「さっきまでツッコミしてた声が、次の話では神様やってる」
- 「女子高生と死神が同じ声なんだけど」
この声の使い回しが、アニメギャグマンガ日和GOではネタになっています。



あれ!?この声さっき妹子やってなかった!?という知ってる声が出てくる笑いに繋がっています。
アニメギャグマンガ日和GOのスタッフインタビューでは次のようなことが発言されています。
- 「あの人たち(声優)が凄すぎて、もうキャスティングいらないかと思った」
- 「役を振っても結局アドリブで別のキャラになるからおまかせ」
つまり制作側も、「この人たちなら全部やれる」という確信ありきで、無茶な配役をネタとして仕込んでいるわけです。
掛け持ちが笑いになる構造
制作側が声優陣の掛け持ちをうまくネタ化させているポイントを以下にまとめました。
- 演じ分けが完璧なのに、絶妙に声が似ている→「あの声だ!」と気づく瞬間がツボになる
- 明らかに女性キャラにおっさん声→ わざと「違和感の笑い」を狙っている
- 掛け合いの間が良すぎる → セルフツッコミ&ボケがテンポ最強



どれも声優陣の力量の賜物!これだけのベテランを集めた製作陣もすごい!
声優ファン向けの作品でもある
アニメギャグマンガ日和GOでは演じ分け・アドリブ力・変幻自在な演技が魅力です。
声優ファンからすると「こんなに自由に暴れてる声優たち、他で見たことない」というレベルです。
特にうえだゆうじと前田剛は、アニメ業界屈指のギャグ職人として新たに称賛されています。
魅力その③単話でも楽しめる構成


アニメギャグマンガ日和GOの3つ目の魅力が単話でも楽しめる構成になっていること。
細かく解説していきます。
物語のつながりが一切ない
毎話が別世界・別キャラ・別設定で始まるため、どの話から見ても100%楽しめるのが魅力です。
- 今日初めて見た人でも面白い
- ランダム再生で見ても成立
- 「この話だけ見て!」と紹介しやすい



いい意味で、とてもゆるいアニメなのが、ギャグマンガ日和シリーズなのです。
この『ゆるさ』が、繰り返し視聴&布教しやすさに繋がっており、長きに渡る人気に繋がっていると思われます。
リピート視聴に最適化された構造
- 長くても1話3~5分の短編×2〜3本構成
- オチが超強引で、次の話に気持ちを引きずらない
- ギャグ密度が高く、1度では気づけないネタが多い



確かに、3回目で「あれ?この声さっき聖徳太子してなかった?」って気づくこともあったな。
つまり、何度でも見返せるのがアニメギャグマンガ日和GOの魅力です。
毎話ごとにジャンル・世界観が全く違う
ジャンルと世界観を、表にしたのでご覧ください!
話 | ジャンル |
「ハッスル黄門」 | 時代劇パロディ×筋肉 |
「うさみちゃん」 | 探偵モノ×シュール |
「死神くん」 | 死と友情のファンタジー |
「ルネ」 | 芸術パロディ×中二病 |
「太子と妹子」 | 日本史×理不尽漫才 |



このように、毎回テイストが違うため飽きが来ない!
ジャンルのパロディが多いですが、そのジャンルを知らなくても勢いで笑えます。
ネタごとにキャラも声も全変更(完全新作感)
一般的なアニメは、キャラ成長・人間関係を追う必要があります。
アニメギャグマンガ日和GOはキャラが1話で完結&終了します。
- 太子と妹子 → 毎回リセットされる
- ペリー → 別話では別人のように性格が変わる
- 神様・死神・天使 → 作品ごとに人格が変わる
つまり、「キャラを好きにならなくても楽しめる」といういい意味での軽さがあります。
長期ファンにも初心者にも優しい
アニメギャグマンガ日和GOは初心者でも安心して楽しめるおすすめアニメです。
- 長期ファンならネタの傾向がわかって楽しめる
- 初心者でも、話の流れを知らなくても問題ない(だって完全1話完結だから!)
- SNSで「この話だけ見て」と切り出せる構造



ネットミームやYouTubeの切り抜き文化とも相性抜群!
実際、TikTokやX(旧Twitter)では「太子と妹子の名シーンだけ流す動画」がバズるなど、広がり方も現代的です。
魅力その④あえての作画崩壊で原作を超越
アニメギャグマンガ日和GOの4つの目の魅力として挙げられるのが、作画崩壊を武器にしているという点です。



『作画崩壊』というとマイナスなイメージがあるけど、それを武器にちゃってるの?
詳しく解説していきます。
『作画崩壊』がギャグの一部
普通のアニメでは以下のことはNGとされています。
- 顔のバランスがめちゃくちゃ
- 動きがガタガタ
- 背景と人物のテイストが違う
- 画面に静止画しか出てこない
こういった、一般的に『作画崩壊』と言われるものを、アニメギャグマンガ日和GOではあえて笑いとして生かす構図になっています。
- 叫び声と一緒に顔が原型を留めない崩壊
- 感動シーンであえて紙芝居になる
- 神様がパワーポイントで出てきたようなカクカク演出



これら全部「わ・ざ・と」です。
アニメギャグマンガ日和GO作画が崩壊することで、ギャグの衝撃が倍になっています。
原作を超えた演出
原作の増田こうすけ先生のギャグは、文字とコマ割りの妙が魅力ですが、アニメではそれを音声・動き・崩壊で拡張しているのです。
- 【原作】→ 間の取り方や変顔が静止画でジワジワくる
- 【アニメ】→ そこに早口ボイス・声のトーン・作画ブレ・BGMの脱力感が加わってくる
結果として、ギャグが音と絵と空気の総力戦で襲ってくる感じに進化しています。
これが、「原作超え」と言われる理由です。
『崩し』と『上手さ』のギャップがエグい
演出で崩しているだけで、実際は超ハイレベルな画力と編集力がある制作陣。
ギャグマンガ日和シリーズを制作しているのは、「坂本ですが?」や、「薄桜鬼シリーズ」で知られるスタジオディーン。
つまり、ただの雑な絵ではなく「この場面は崩した方が面白い」と判断して、あえて崩してると言うこと。



計算された、ハイレベルなふざけ芸
プロが本気でふざけた結果が「作画崩壊に見える原作を超越した神演出」なのですね。
作画以外も崩壊させてくる
アニメギャグマンガ日和GOは、作画以外でも崩壊演出で笑わせてきます。
- BGMが突然停止して無音に
- 声優の芝居が極端に脱力
- 映像が急に手描きメモ風になる
- 実写素材を混ぜてくる
つまり、「崩れてる」のは絵だけじゃないんです。



作品全体でギャグの壊し方を研究して制作しているのです。
また、アニメギャグマンガ日和GOは、アニメでなければ不可能なギャグの崩し芸もしています。
- 作画をわざとヘタにする
- 演技を意味不明にする
- 編集で間を殺す
アニメだからこそ原作より笑える瞬間を作っています。
あえて崩すことで、『笑いの不意打ち』を狙っているんですね!
魅力その⑤全話パロディ化で癖になる
アニメギャグマンガ日和GOの魅力最後にご紹介するのは、全話異常な密度のパロディによる中毒系作品という点です。



確かに、気づいたらセリフを口ずさんじゃってる‥。
徹底解説していきますね!
全話がどこかのジャンル・文化の徹底パロディ
アニメギャグマンガ日和GO、実は「原作の時点からパロディ中心」の作品なのです。
アニメではさらに強調され、毎話何かの世界観をブッ壊して笑いに変えてるんです。
◆代表的なジャンルの別パロディ例
キャラ名 | 元ネタ・パロディ対象 | 特徴 |
聖徳太子と小野妹子 | 教科書/歴史教養番組 | 歴史改変・時代錯誤ギャグ |
ハッスル黄門 | 時代劇(暴れん坊将軍など) | 筋肉と老害の融合 |
うさみちゃん | 探偵モノ(名探偵コナンなど) | 推理が毎回ズレてる |
ルネッサンスのルネ | 美術史・芸術文化 | ゴッホがボケ担当 |
西遊記リターンズ | 古典文学・中国神話 | ただのクズ旅 |
つまり「何か見覚えがある」が、「絶対に正しくない」のがアニメギャグマンガ日和GOなのです。
一般常識を逆手にとって、畳み掛けるように崩し笑いを仕掛けてきます。



「あ〜あれね!」と思った瞬間「そんな解釈あるのかよ!」と突っ込みたくなります。
このパロディのねじれと裏切りの快感がファンの心を掴んでいます。
声優・演出・テンポがパロディ力を底上げ
この三拍子が揃っていることも、アニメギャグマンガ日和GOをただのパロディアニメにとどめない要因になっていると言えます。
- めちゃくちゃ真面目な演技でバカなことを言う
- 予算の少なさをネタにした紙芝居演出
- 無音+急加速などの謎テンポ芸



独特なテンポ感は、他アニメでは感じたことがありません!
すべてがパロディの完成度を**「一周回って芸術」**の域まで引き上げています。
一度見ると脳内リピートが止まらない!


つい口ずさんでしまうフレーズがたくさんあるのが、アニメギャグマンガ日和GOの不思議な魅力です。
- 「うさみちゃんのテーマソング」
- 「太子と妹子の不条理ギャグ」
- 「ゴッホの謎テンション」
- 「死神くんのエセ感動オチ」



このあたり、一度でも聴くと頭から離れないんですよね。
しかも、SNS・動画配信などで「部分的に切り抜かれてバズる」タイプのギャグなので、自然に繰り返し視聴=どんどんクセになる。
一見バカバカしいが、ギャグ構造が緻密
実はアニメギャグマンガ日和GOのギャグは緻密な構成がされています。
- ツッコミが成立しないように計算された理不尽
- 1分で起承転結が完結する構成美
- パロディ対象への愛と知識が深い
といった、製作者の狂気と職人技が詰まっています。



つまり、ただのおバカギャグじゃない!
言うなれば、「ギャグで文化をハッキングする」作品なんです!
初心者向け|ギャグマンガ日和GO面白いキャラクター5選!


アニメギャグマンガ日和GOには、『一瞬で笑いをかっさらう』クセ強キャラが大量にいます。
その中でも特にアニメでの爆発力が高い「面白キャラ」5人を厳選してご紹介します!
面白いキャラクターその①聖徳太子(しょうとくたいし)


- 特徴:人の話を1ミリも聞かない圧倒的暴君
- 『10人の話を同時に聞ける』の設定を完全無視でボケ倒す
- 小野妹子に意味不明な要求ばかりする迷惑上司



太子「はい!ダメ!アウトー!!」(理不尽な却下)
妹子「ちょっと待ってくださいよォォォ〜!」の掛け合いがお約束!
アニメ版になるとテンポがさらに加速して、妹子のツッコミと絶望感が倍増します。
面白いキャラクターその②芹沢鴨(せりざわかも)
アニメ『ギャグマンガ日和』第1期の第2話「新撰組」に初登場
- 特徴:ヤンキー×幕末志士×ガラス職人というカオス設定
- 「ガラス職人」としての誇りが強すぎるギャグ志士
- 台詞がいちいち意味不明で面白すぎる



芹沢「俺のガラスが割れた‥‥!」(自分で割った)
芹沢「ガラス職人の血がさわぐんだよ」(異常なまでの職人気取り)
渋い顔なのに全行動がバカという、アニメでこそ映える名キャラです。
面白いキャラクターその③うさみちゃん


- 特徴:絶対に推理が当たらない謎の名探偵うさぎ
- 声優のテンション芸×無駄に格好いいBGM=ギャップ笑い



名言:「これは……きゅうり事件ね」(全然違う)
見た目も可愛いのに中身が最高に狂っていて、癖になるキャラクターです。
面白いキャラクターその④ルネ
アニメ『ギャグマンガ日和+』の第1話「ルノワールVSセザンヌ」に初登場
- 特徴:芸術と自意識をこじらせた中二病画家
- 喋りがいちいち芝居がかってて重いのに、内容がめちゃくちゃ
- ゴッホとの掛け合いが完全にコント



ルネ「この絵は‥‥人類への挑戦だ‥‥」
ゴッホ「バナナだよねそれ?」
重厚ぶってるのに全部スベる=最高のギャグと言う構図になっています。
面白いキャラクターその⑤死神くん
- 特徴:見た目は怖いけど中身はピュア&やさしすぎ
- 感動系かと思いきや、超テンプレ展開で即ギャグに変わる
- 死神のくせに「死にたくない人の気持ちわかる〜」と泣く



死神「ヤダヨォぉぉぉぉ!あの人いい人なんだもん!!」
同僚「そう言うルールなんで(バッサリ)
死の概念すらギャグにしてくる脚本力と、演技の温度差で爆笑です。
初心者向け|ギャグマンガ日和GO人気キャラエピソードランキング!


ここでは、アニメギャグマンガ日和GOの人気が高いエピソードをランキングでご紹介していきます!
どの話から見ても面白いので、ぜひ参考にしてくださいね。
第1位:第1話『名探偵すぎるよ!うさみちゃん』
- あらすじ:どうぶつ小学校で体操着が盗まれる事件が発生。名探偵うさみちゃんが登場し、事件解決に挑むが…。
- 見どころ:推理が的外れなうさみちゃんの暴走と、クマ吉くんとの掛け合いが爆笑を誘います。



評価:シリーズの幕開けにふさわしい、テンポの良いギャグとキャラクターの魅力が詰まったエピソードです。(引用:Amazon)
第2位:第3話『奥の細道』
- あらすじ:松尾芭蕉と河合曽良の旅路を描く「奥の細道」シリーズの一編。旅立ちの様子と、芭蕉が迷子になるエピソードの2本立て。
- 見どころ:芭蕉の迷子っぷりと、曽良の冷静な対応の対比が笑いを誘います。



評価:シリーズファンにはおなじみのコンビが織りなす、安定した笑いが魅力です。(引用:おうち時間シアター)
第3位:第5話『聖徳太子伝説 太子の眉間から一筋の光』
- あらすじ:聖徳太子が自らの伝説に振り回され、額から光を出そうと奮闘するエピソード。
- 見どころ:太子の無茶ぶりと、小野妹子の苦労がコミカルに描かれています。



評価:歴史上の人物を題材にしたナンセンスギャグが光る一編です。(引用:Amazon)
人気作品トップ3をご紹介しましたが、個人的にはどの物語も面白くて、全てご紹介したいくらいです。
ぜひお気に入りエピソードを見つけてくださいね!
初心者向け|ギャグマンガ日和GOの魅力と面白いキャラクター5選!まとめ


初心者向け、アニメギャグマンガ日和GOの魅力と面白いキャラクター5選をご紹介してきました。
- 笑う前に笑いが来る絶妙なテンポ感で、視聴者を飽きさせない
- ベテラン声優陣の普段は見られない演技を見ることができる
- 一瞬で笑いをかっさらうクセ強キャラクターが大量
ギャグマンガ日和シリーズは魅力を語り始めたら、終わらないくらい魅力に溢れた作品です。
アニメギャグマンガ日和GOは、1話1話が本当に面白いので、初心者から長期ファンまで楽しめること間違いなしですよ!
最後までご覧いただきありがとうございました。