「機動戦士ガンダム GQuuuuuuX(ジークアクス)」は、スタジオカラーとサンライズが初の共同制作を行った注目のガンダムシリーズ第16作。
2025年4月8日より日本テレビ系の「火曜プラチナイトアニメ」で放送開始され、Amazon Prime Videoでは同時配信されています 。

初心者なんだけど、新作のあらすじ・登場キャラ・時系列を一気に知りたいな!
今回は、【機動戦士ガンダム ジークアクス】新作のあらすじ、登場キャラや物語の時系列をわかりやすく解説していきます。
さらには、あまり知られていない制作秘話までを一挙に紹介し、ガンダムファンも初心者も楽しめるような内容になっているので最後まで見ていってくださいね!
【機動戦士ガンダム ジークアクス】新作のあらすじ


【機動戦士ガンダム ジークアクス】は監督に鶴巻和哉、脚本に榎戸洋司と庵野秀明。
キャラクターデザインはtake、メカニカルデザインは山下育人ほか錚々たるメンバーが担当しています。
ここからは、物語の内容について詳しく解説していきます。
本作の舞台
- ガンダム世界の基軸である「宇宙世紀(Universal Century)」
- 一年戦争において、シャア・アズナブルが連邦の象徴ともいえるRX-78-2 ガンダムを強奪
- それによりジオンが戦争に勝利



「もしも」の歴史が本作の出発点になっています。
【機動戦士ガンダム ジークアクス】は「宇宙世紀(Universal Century)」の中でも、これまでとは異なるパラレルな時間軸にあるということです。
物語の現在
- 物語の現在は、UC0085年
- 戦後のコロニーに暮らす高校生少女・アマテ・ユズリハ(通称:マチュ)は、偶然に戦争難民の少女ニャアンと出会う
- 2人は地下モビルスーツ格闘技「クランバトル」に巻き込まれていく



そして、マチュは「赤いガンダム」とそのパイロットシュウジに遭遇します。
ジオン警察に追われる謎のMS「赤いガンダム」によって物語が動き始めます。
赤いガンダム
- 「赤いガンダム」との遭遇をきっかけに、最先端モビルスーツ「GQuuuuuuX(ジークアクス)」のパイロットとなったマチュ
- やがてクランバトルは裏社会、宇宙軍、警察といった複数の勢力を巻き込みながら、コロニーを超え宇宙全体へと拡大
- 赤いガンダムの行方とジークアクスの正体、そしてマチュとシュウジの出会いが物語の核心へと近づいていく
日本ではテレビ放送(4/8〜)、劇場先行版「–Beginning–」は2025年1月17日公開(IMAX・4DX等で上映) され話題になりました!
【機動戦士ガンダム ジークアクス】登場キャラクター


それでは、【機動戦士ガンダム ジークアクス】に登場するキャラクター達をご紹介していきます。
主要キャラクター一覧
キャラクター | 関係性・特徴 |
アマテ・ユズリハ(マチュ)![]() ![]() | 声優:黒沢ともよ 役どころ:物語の主人公。Side 6(宇宙コロニー)に暮らす平凡な女子高生。戦争や格闘に特段興味はなかったが、難民少女ニャアンとの出会いを経て、モビルスーツ未経験から「ジークアクス」のパイロットに。 特技:Ω(オメガ)型サイコミュシステムとの適合適性が非常に高く、そのパイロットとしての才能が描かれる。 人物像:メンタルは繊細ながらも芯が強く、戦いを経て精神的に成長していく、いわば成長型ヒロイン。海外レビューでも「emotional depth」を高く評価されている。 |
ニャアン![]() ![]() | 声優:石川由依 役どころ:戦災孤児であり運び屋・密輸業者。裏社会とのパイプを持ち、地下格闘技「クランバトル」にマチュを誘うキーマン。 背景:故郷を失い、小型MSで逃亡するサバイバル経験者。サバイバル能力とMS戦への適性は高い。 キャラクター性:すばしっこく、現実的かつ逞しい性質。 |
シュウジ・イトウ![]() ![]() | 声優: 土屋神葉 役どころ:赤いガンダム(gMS‑α)のパイロットで、「マチュのMAV(相棒)」。 目的:「Clan Battle」の資金や真相に迫るため参戦。宇宙軍と警察から逃避中。 人物像:謎が多く孤高さも醸し出す。MSをなぜ操るのか、目的が回を追うごとに明かされていく。 |
シャア・アズナブル![]() ![]() | 声優:新祐樹 役どころ:オルタナティブUCの「赤いガンダム」最初のパイロットにして一年戦争勝利の立役者。現在は消息不明(Zeknova現象による)だが、ドラマ全体に強い影響を残す。 背景:ギレン・ザビ政権下における権力争いとニュータイプ論争の象徴。原作とは異なる展開が注目される。 |
シャリア・ブル![]() ![]() | 声優:川田紳司 役どころ:ジオン軍中佐。ニュータイプで「木星帰りの男」と呼ばれる異色パイロット。 実力:旧型機2機をソロ撃破する描写もあり、冷静かつ圧倒的戦術眼の持ち主。監督も「成熟したニュータイプの描写に意図的に選んだキャラ」とコメント 。 キャラ性:物腰冷たく謎めいており、群像劇における“理知”的な大人キャラとしての役割が期待されている。 |
アンキー![]() ![]() | 声優:伊瀬茉莉也 役どころ:カネバン有限公司の社長で、ポメラニアンズ(クランチーム)のトップ。クランバトル運営に幅広く関与。 他メンバー:ジェジー(CV.徳本恭敏)、ナブ(CV.千葉翔也)、ケーン(CV.永野由祐)、愛犬ポメラニアン(CV.越後屋コースケ) |
エグザベ・オリベ![]() ![]() | 声優:山下誠一郎 役どころ:ジオン軍の宇宙警察少尉で、赤いガンダムおよびジークアクスを追う実力派。軍学校出身のエリート。 役割:徐々に主人公たちと接触し、物語の「三つ巴」構図を象徴する存在として登場。 |
ハロ&コンチ![]() ![]() ![]() ![]() | 声優:釘宮理恵 /越後屋コースケ 役どころ:ハロはジークアクスに寄り添う自律型AIロボ。コンチはシュウジ所有の四足歩行ロボ。癒しと実用のダブル役割を担う。 |



本作は、女子高生パイロット—マチュの視点を軸に、ニュータイプ/冷戦構造/戦闘格闘志向という特徴的な要素を融合した群像劇。
各キャラの思惑が交錯する中、それぞれの信念やバックボーンがどう交わっていくかが見どころです。
キャラクター相関図
2025年6月12日現在のキャラクター相関図です。


ガンダムシリーズは、毎話ごとに人間関係や状況が複雑に絡み合っていく印象が強い作品。
ジークアクスも例に漏れず、毎話ことにふき雑な人間関係が絡み合っていきます。
状況に変化があり次第、相関図を更新していきたいと思います!
【機動戦士ガンダム ジークアクス】時系列の整理
ここで、【機動戦士ガンダム ジークアクス】時系列を整理してみましょう。
宇宙世紀(Universal Century)の分岐
- UC0079:一年戦争勃発
- 本来の歴史では連邦軍が勝利したが、本作ではシャア・アズナブルがガンダムを強奪し、ジオン軍が勝利。
- これが『ジークアクス』の「パラレル宇宙世紀」の起点となる。



シャアが赤いガンダムで一年戦争制圧!
UC0080〜UC0084:戦後の混乱と再編期
- シャアは勝利の英雄となるが、その後突然消息を絶つ(Zeknova時空消失現象)
- ジオンは表向き秩序を取り戻すも、実際には複数の派閥・勢力に分裂しており、地下社会も活性化。
- 地下格闘技「クランバトル」が宇宙コロニー各地で興隆し、戦後の不満・勢力抗争の捌け口となっていた。
UC0085:物語本編の開始(『ジークアクス本編)
- 平凡な高校生・アマテ・ユズリハ(マチュ)が、戦災孤児のニャアンと出会う。
- ひょんなことから、ジオン警察に追われる謎のモビルスーツ「赤いガンダム」に遭遇。
- マチュはジークアクス(GQuuuuuuX)に搭乗する適性を持つことが判明し、クランバトルに巻き込まれる。



再び小規模Zeknova発生し、物語は大きく動き出します!
UC0085年後半:勢力図の激変
- 赤いガンダムのパイロットシュウジ・イトウとマチュが共闘関係へ。
- シャアの旧友シャリア・ブルが登場。ジオンの複数派閥がそれぞれクランバトルの行方を巡って暗躍。
- エグザベ警部補(ジオン宇宙警察)とその部下コモリがジークアクスを追跡。
- Episode9では、新たな勢力「Zeknova現象」と関係する人物(ララァ、ヴェルニ、カンチャナ)が登場する。



ジークアクスはZeknova現象を軸にした時間と戦争のパラレル構造が最重視されています。
単なる続編ではなく、宇宙世紀の再書き換えを狙った意図が読み取れますね。
今後の展開予想
これまでのガンダムシリーズの展開から、個人的に第2シーズン構想を予想しました。
次章の予想展開 | 内容 |
シャア復活 | 新たな理想を掲げて再登場、敵か味方か曖昧な立ち位置に |
ジオン再統一 | シャリア・ブルらがジオンの正統政府を名乗る可能性 |
マチュ覚醒 | ニュータイプ能力が暴走し、Zeknovaと融合する展開 |
MS戦が「戦術級」へ拡大 | クランバトルが小隊単位、艦隊戦規模に成長 |
新型ジークアクス | ジークアクスMark-II、あるいは敵方に「黒いジークアクス」が登場? |



タイトル候補として『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX: Re:Zeknova』などが噂されています!
物語は明らかに次章に向けて構築されており、今後の展開と伏線の回収が楽しみです!
あまり知られていない制作・裏話


ここからは、【機動戦士ガンダム ジークアクス】のあまり知られていない制作秘話をご紹介していきます。
これを知っていれば、【機動戦士ガンダム ジークアクス】がもっと楽しくなること間違いなし!
キャストも話を知らされていなかったシナリオ展開
主役のマチュ役・黒沢ともよさんをはじめ、ニャアン役・石川由依さんやシュウジ役さんらキャストは、劇場版収録時点で「シャリア・ブルの背景」「シャアとの関係性」などの詳細が一切伝えられていなかった。



皆さん、本編を見て初めて全体像を把握したそうです。
「別時系列の一年戦争」はカルチャー的タブーへの挑戦
- クランバトル導入や「代替の一年戦争」企図は、かつてタブーとされたテーマ
- 制作チームによる強度のある提案が通り、実現した



鶴巻監督自らも「まさか通るとは」と驚くほど!
まさに、ガンダムシリーズの歴史に深く刻み込まれる作品です!
劇場版冒頭一年戦争シーンは庵野秀明書き直しで長尺化
- 劇場プロローグ「–Beginning–」の一年戦争パートは、当初は短い尺の予定だった
- 庵野秀明氏が原案40分→最終30分シークエンスに拡大



そのインパクトある演出は「異常すぎる庵野らしさ」とスタッフ間で騒がれるほどでした。
【機動戦士ガンダム ジークアクス】新作のあらすじ・登場キャラ・時系列をわかりやすく解説まとめ


【機動戦士ガンダム ジークアクス】新作のあらすじや登場キャラ、時系列を徹底解説してきました。
- 物語の現在は、UC0085年
- 主人公は戦後のコロニーに暮らす高校生少女・アマテ・ユズリハ(通称:マチュ)
- シャア・アズナブルがガンダムを強奪し、ジオン軍が勝利した世界線
シリーズ新作【機動戦士ガンダム ジークアクス】は一年戦争後の歴史を大胆に再構築し、クランバトルという新機軸を打ち出した作品です。



あらすじだけでもワクワクが止まらない!
魅力的な登場キャラ、タブーと言われた時系列にあえて切り込む製作陣の熱い思いが感じられる作品です。
シャアという伝説の影、赤いガンダムという謎、そして女子高生マチュの成長物語を軸に、多層的な構造とスタイリッシュな映像美が融合し今後の展開が楽しみですね!



ガンダムという巨大な宇宙叙事詩に新たな一石を投じる本作は、まさに新時代の『ガンダム』の幕開けといえるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。