「完璧な執事」という肩書だけではもはや彼を語り尽くせません。
だってアニメ6シリーズ目となり「黒執事ー寄宿学校編」では、ファントムハイヴ家執事のセバスチャン・ミカエリスがなんと超名門寄宿学校の教師になっちゃったんですから!

え?執事なのに教師?しかも悪魔なのに?
ツッコミどころが多すぎて追いつかない方も多いハズ。
でもご安心ください。
この寄宿舎学校編こそセバスチャンの「本当の強さ」が、これでもかとばかりに炸裂しファンが「神演出!」と盛り上がった伝説の物語なのです。
今回は紅茶の香りが漂う寄宿学校の裏側で、セバスチャン先生がどのように「悪魔的指導」を発揮し私たちファンの心を虜にしたのか、その神シーンや魅力を深堀していきましょう。
黒執事セバスチャンとは?【プロフィールと能力】の魅力に迫る


あなたは「執事」と聞いてどんな姿を思い浮かべますか?
おそらく品格と教養にあふれ主人を陰で支える頼れる存在といった感じではないでしょうか。
しかしセバスチャンという執事はその概念を軽々と超越しています。



なぜ?



だって彼は「悪魔」ですからね。
ではセバスチャンの基本情報からその「悪魔っぷり」を見ていきましょう。
「あくまで執事ですから」セバスチャンの完璧すぎるプロフィール


名 前 | セバスチャン・ミカエリス |
職 業 | ファントムハイヴ家執事 |
種 族 | 悪魔 |
年 齢 | 不明 |
身 長 | 186cm |
趣 味 | 猫と戯れること |
セバスチャン・ミカエリスの名前についてはシエル坊ちゃんがつけた名前なので、あなたのご推察のとおり本名ではありません。
だって彼は悪魔なので人間の名前を持つ必要がないんですもの。



ファントムハイヴ家で飼われていた犬の名前にちなんで「セバスチャン」とシエルが名付けたのじゃ☆
筆者が意外に感じたのはセバスチャンの身長でした。
黒の燕尾服でスラリとしているのでもっと高身長かと思っていましたが、よく考えるとシエル坊ちゃんが小さい(シエルに怒られる)ので大きく見えるのでしょね。
さてこんなプロフィールを持つ普通ではない執事が今回の「黒執事ー寄宿学校編」では教師になって潜入するというのですから、どんな「完璧な教師」なのか期待が高まります。
その前にもう少しセバスチャンの「能力」についてご紹介しましょう。
黒執事セバスチャンの能力の魅力はチート級!数々の「悪魔的」スキル


「完璧」という言葉よりセバスチャンの能力は人間の理解を超越した「悪魔的」なレベルです。
1.家事万能:もはやファンタジーレベルの家政スキル
料理、選択、掃除、裁縫、庭の手入れ・・・彼の執事スキルはもう「達人」を通り越して「神」の領域です。
- どんな高級料理も一瞬でフルコース:冷蔵庫にネギしかなくても瞬時に豪華フルコースが出てくるんじゃと思うレベル
- 庭木も瞬く間に芸術品:荒れ放題の庭も彼の手に掛かればあっという間に美しい庭園に早変わり。
- 服のシワ1本すら許さない:アイロンがけも完璧、クリーニング屋泣かせの仕上がりに。
- 紅茶の淹れ方が芸術:紅茶にうるさいシエル坊ちゃんが認める腕前、一度飲んでみたい「悪魔の紅茶」
これぞまさに「悪魔的家政術」とでもいいましょうか。
洗濯が苦手な筆者はセバスチャンをレンタルしたいと何度思ったことでしょう。



セバスチャンなら洗濯物が乾く間にアフタヌーンティーを淹れて魅惑的なケーキを焼いてくれるハズ、フワフワの布団で・・・
あ、妄想の世界に入ってしまいました(失礼しました)。
2.身体能力:もはやアクション映画の主人公
ナイフだろうが弾丸だろうがどんな攻撃もヒラリとかわし、シルバーのナイフやフォークで悪人を倒す。
彼の身体能力はアクション映画の主人公、いやそれ以上です。
- どこからでも現れる:坊ちゃんが呼ぶと瞬時に現れる、もはやホラー。
- 車より速く走れる高速移動:走行中の車を走って追い抜きさらに先回りするくらいのハイスピード。
- 怪力で何でも破壊可能:壁だろうが鉄骨だろうが余裕で破壊。
- 銃攻撃も利かない不死身:撃たれた銃弾を「お返ししますよ」と笑顔で相手に返却。
セバスチャンが悪魔だと知ってる私たち視聴者は、どんな破壊行為や超人的な能力を見ても驚きませんよね。



だって悪魔ですもの(こればっかり)
セバスチャンも普通の執事には決してできないようなことを平然とやった際に、その異常さを周囲に指摘された時は「あくま(悪魔)で執事ですから」とあのお決まりのセリフで返しています。
3.知能・知識:魂を食べることで得る
歴史、科学、文学、哲学、医学・・・ありとあらゆる分野の知識を網羅しています。
しかもどんな謎も解き明かす恐ろしいほどの洞察力と分析力。
- 名探偵コナンもびっくりの推理力:どんな難事件もセバスチャンがいれば解決
- 博識すぎて会話についていけない:シエル坊ちゃんのマニアックな質問にも完璧に答える
- 人間の心理を操る天才:口八丁手八丁で相手を誘導、悪魔ならではの悪知恵もピカイチ!
悪魔は人間の魂を食べることでその人物の知識や記憶を吸収することが出来ます。
作中では明確な描写はありませんがセバスチャンが持つ完璧な知識や技術は過去に多くの魂を食し、その人生経験を取り込んできた結果なのではないでしょうか。
セバスチャンについて知ったところで次は寄宿学校編の名シーンをご紹介していきましょう。
寄宿学校編で見せた【圧巻の名シーン3選】


名門貴族ファントムハイヴ家の若き当主シエルと執事セバスチャンは女王の命を受け裏社会の事件を解決していました。
ある日名門寄宿学校・ウェストン校で生徒たちが音信不通になる事件が発生し、女王から「内密に真相を事件を解決せよ」と命令が下ります。
2人は身分を偽り学校へ潜入するのですが、なんとセバスチャンは紺碧の梟寮(サファイア・オウル)の寮監「ミカエリス先生」として登場するですよね。
その中でもセバスチャンが魅せた「神名シーン」たくさんあるのですが、ギュ~っと3つに絞ってご紹介しましょう。
名シーン➀:寮監を演るセバスチャンは「ラテン語」もペラペラ


なんでも完璧にできちゃうセバスチャンですから「ミカエリス先生」として教師に扮して潜入すると言っても驚きませんが、やっぱり「完璧」すぎるんです。
とくにミカエリス先生がラテン語で詩を詠むシーンは厳かで惚れ惚れします。
セバスチャンの声優を務めている小野大輔さんはこのシーンをなんと1発OKで撮ったそうですよ。
まさに「セバスチャンの声優たるものそんなこともできなくてどうします」といった感じでしょうか。



セバスチャンが授業で詠んだのは「霊は存在し死は終わりではない」というテーマのラテン語の詩なのじゃ
名シーン②:セバスチャンの名言に見る「悪魔の心境変化」


「死とは絶望的で絶対的な『終わり』であるからこそ美しい」。
このセバスチャン放った衝撃的なセリフは「黒執事」ファンの間で名言ランキング堂々1位に輝いています。
この言葉が飛び出したのは寄宿学校編で葬儀屋アンダーテイカーと対峙した時、普段は感情を表さないセバスチャンが珍しく人間的な「死の美学」を語る貴重なシーンなんです。
これまで人間の命を単なる食糧としか見ていなかった彼が「終わりがあるからこそ美しい」と言い放つ姿は、まさに別人・・・いや、別悪魔というべき心境の変化を感じさせます。



このセリフ実は、葬儀屋アンダーテイカーの思想と「真逆」なのよね
葬儀屋は「終わりがない人生の続きを見てみたい」と願うがゆえに死者の魂を無理矢理この世に繋ぎとめるという禁断の実験を行っています。
まさに「死は終わり」と「死の続き」という犬猿の仲である二人の根源的な思想の対立がこの名言によって浮き彫りになった瞬間でした。
名シーン➂:セバスチャンの「教師」としての神演出


伝統あるクリケット大会でシエルが怪我をしながらも優勝をつかみ取った感動的な瞬間。
その時セバスチャンは教師としてシエルの元に駆けつけ声を掛けます。



このシーンはまるで本当の生徒と教師のような温かい絆を感じたわ
それもそのハズ、シエルがクリケット大会で優勝してお涙頂戴の主役にならないと「真夜中のお茶会」に招待されないんですもの・・・。
すぺてが計算通りにストーリーが進行していくのが小気味よく「おやおや、いけない子ですね」とシエルを抱きかかえるセバスチャンの笑い声がファンとしては、たまらないシーンでした。
おまけ編:寄宿学校編ティザーPV大公開
一気に黒執事の世界に入り込めるティザーPVとなっています。
2017年に公開された劇場版『黒執事 Book of the Atlantic』から8年の月日を経て待望のアニメ化して帰ってきた『黒執事アニメシリーズ』
セバスチャンは名門寄宿学校で起きた事件の事件を無事解決できるのか・・・。
「イエス、マイロード」
セバスチャンの本当の強さとは?黒執事 寄宿舎編で見せた神演出を振り返る【まとめ】


黒執事に登場するセバスチャンの本当の強さとは?という内容でご紹介してきました。
- セバスチャンはファントムハイヴ家執事
- セバスチャンの正体は「悪魔」である
- セバスチャンという名前は本名ではない
- 家事、身体能力、知能、知識は超常的
- 物理的、精神的攻撃に対する絶対的な耐性
セバスチャン・ミカエリスはまさに「万能」という言葉がふさわしい執事です。



彼を超える存在はこの世界にいないでしょう。
彼の完璧さは紅茶の注ぎ方ひとつとっても明らかです。
その所作、知識、そして美学はまさに芸術の域。
どんな状況でもセバスチャンは一切の感情的なブレを見せません。
これは単なる冷徹さではなく彼なりの「美学」や「仕事の美しさ」への徹底したこだわりがあるからなのです。
彼が最も嫌うのは「無駄」と「醜さ」。
だからこそ任務遂行においては一切の妥協を許さず時に残酷で冷酷とさえ感じるような行動も迷いなく選択するのです。
『黒執事ー寄宿学校編』では完璧な「ミカエリス先生」を演じながら事件解決のためシエルをフォローします。
これまでのセバスチャンよりも、どこか人間らしい部分も垣間見える様で私たちは彼の魅力に夢中になってしまうんですよね。



だってこんなにパーフェクトで美しいい悪魔執事なんて他にいませんから!
ここまでお読み頂きありがとうございました。