『綱の錬金術師』や『銀の匙』などで知られる荒川弘先生が描く『黄泉のツガイ』
「次にくるマンガ大賞2023」3位や「全国書店員が選んだおすすめコミック2024」2位に輝く、今大注目の漫画です。
面白くて既にアニメ化も期待されてるよね
でも、「つまらない」とか「パクリじゃないか」って声もあるよね~
面白いと言われている反面、つまらないという声もあるようです。
その他にもパクリ疑惑の声もあがっています・・・。
今回は『黄泉のツガイ』が本当に面白いのか!またパクリ疑惑の真相を、独自にピックアップしたポイントで検証してみました!
是非最後まで読んでください。
*ネタバレ含まれるのでご注意ください
【黄泉のツガイ】3つのポイントから面白さを徹底解説!
面白いと言われている理由を3つのポイントをあげて調査したので見ていきましょう♪
面白い理由①ー迫力あるアクション
何といっても荒川弘先生のアクションシーンの描き方が分かりやすくて痺れちゃいます!
最近の漫画の多くは雰囲気だけで何コマも使って描かれているけれど、雰囲気だけで何が行われているか分からないものが多い気がします。
バーン!ボーン!とか爆発音だけの繰り返しとかね
コマ数稼いでるのかな?ってのもたまにあるよね
『黄泉のツガイ』ではユルの矢を射るシーンや、ツガイ達の能力を駆使して行われる攻撃が爽快かつ分かりやすく描かれていてカッコいいし、臨場感が溢れてるんですよね。
とくかく画がうまい!無駄がない!
面白い理由②ーツガイの多様性と奥深さ
ツガイは容姿や性格、能力など本当さまざまで、毎回どんなツガイが出てくるのかが、この作品の楽しみでもあります。
ツガイという言葉からも連想されるように「対なるもの」であり、「幽霊」「妖怪」「化け物」「UMA」「異形」など人によって様々な呼ばれ方をする一対の存在のことをいいます。
たとえば、右と左、上顎と下顎、兎と亀、愛と誠、虎と狼、刀の大小二振りなどが出てくるが、全て日本の古くから伝承されているものや、昔話などことわざや四字熟語がもとになっているものが多い。
荒川先生は地方の民間伝承などを調べるのが好きなんだよね
ツガイだけでもめちゃくちゃ奥深いんだよね~
可愛いのや、かっこいいの、怖いのとか色々あって自分好みを見つけるのも楽しいんだよね♪
面白い理由③ー謎と魅力が交差する世界観
『黄泉のツガイ』では色々な要素がまじりあって出来ています。
私が気づいたものをそれぞれピックアップして解説しているので見ていきましょう♪
【今と昔が共存する世界観】
話は昔からの習わしがあったり、畑や猟で生計を立てていたりと、日本の昔の話かと思わせる雰囲気からはじまります。
しかし、途中から携帯電話がでてきたり、山を下りるとそこは文明が発達した現代の生活が普通にあります。
村生まれ、村育ちのユルには衝撃的なことばかりだよねぇ
ユルの反応が面白いよね!
【伏線や謎だらけのストーリー】
読んでいて、キャラクターのしぐさや表情など「ん?どういうこと??」って思うことがしばしばあります。
『黄泉のツガイ』には細かい描写に伏線がしこまれているんです。
読み進めていくうちに「そうだったのかぁ」と納得させられることも多いよねぇ
さらにどんどん読みたくなるんだよね~
とても自然な流れで描かれているので、なかなかココで説明するのが難しいので是非よんで体感してほしいです!
あ!そうだったんだぁ!って分かる瞬間って気持ちいいよね
麻薬的要素があるよね~
【読者に善悪を問わせるストーリー】
ユルとアサの力を私欲的に利用したい人、葬り去った方が良いと思う人、管理して世のために使えばよいと思う人といろんな考えをもって皆が動いています。
また、東村と影森家が二大勢力となりますが、そのなかでも考えが様々で味方だと思っていた人から裏切られたり、逆に強固な絆があったりと誰が敵か味方か分からず、どの考えが正しいかも分からないため読者自体みなの動きや思想を考えながら読み進めていく必要があります。
何が善か考えさせられちゃうだよね~
いろんな立場、考え方があって深いよね
【黄泉のツガイ】つまらないと言われるポイント3つを解説
つまらないと言われるポイントも3つあげてみたので見ていきましょう♪
つまらない理由①ー設定が複雑で分かりにくい
1巻から謎のオンパレードではじまります。
- 今と昔が共存する世界
- アサが二人いること
- なぜユルだけが真実を知らされていないのか
謎は明かされないままどんどんと話が進みます。
「面白い理由」にもあげた伏線や謎が多いという『黄泉のツガイ』の魅力が、逆に仇になっている感がありますね。
あとから伏線回収されてスッキリ!するのにね
そこまで我慢して読み進めて欲しい!!
つまらない理由②ー親近感をもちにくいキャラクター設定
一気にたくさんの人物が登場し、しっかりとした説明がないままに進みます。
キャラクターの性格やお互いの関係性など、描かれている様子をみながら読者が汲み取っていくスタイルで、読み進めていくうちに明らかになっていきます。
実際読み進めていくと、ユルとアサの深い兄弟愛や、仲間との絆、各々の信念や過去、思考などがみえ、どのキャラクターにも親近感が湧いてきます。
俺はガブちゃんが好き~♡
読めばよむほどハマっていくやつだね~
つまらない理由③ー『ハガレン』と比べてしまう
『鋼の錬金術師』(通称『ハガレン』)
これまで幾度もアニメ化、アニメ映画化、実写映画化などされ連載終了から10年以上たった今でも人気の高い漫画です。
荒川弘先生といえば『ハガレン』という声が多いですよね
『ハガレン』の方が面白かった
主人公が『ハガレン』のリザに見えちゃうんだよね
『ハガレン』が凄かっただけに、どうしても比べてしまい「つまらない」という評価になってしまうようです。
つまらない理由①や②も後押しし、序盤で読むのをやめてしまう人が多いようです。
『ハガレン』の印象もあり期待値大!で読んでしまうんだろうなぁ
最終的に『黄泉のツガイ』は『ハガレン』を超えられるのか!逆に気になるね!
【黄泉のツガイ】パクリ疑惑の真相2選!噂は本当!?
『黄泉のツガイ』をネット検索すると「パクリ」という検索ワードがヒットします。
そこで、パクリ疑惑の真相を調査してみました!
パクリ疑惑の真相①ー『ハガレン』のパクリ
調べていくと『ハガレン』(『鋼の錬金術師』の通称)のパクリではないかという人がチラホラいるようです。
結果として『黄泉のツガイ』は『ハガレン』のパクリではありません。
表紙や作画が似ているという声もるようですが同じ荒川弘先生の作品ですからね。
念のため、2作品のポイントをまとめてみました
黄泉のツガイ | 鋼の錬金術師 |
---|---|
日本が舞台 | ヨーロッパあたりが舞台 |
ツガイのバトル | 錬金術を使って人間がバトル |
登場人物が和名・和装 | 登場人物がカタカナ名・洋装 |
こうしてみると、本当に全く違う作品ですよね。
キャラクターのデザインとかは似てるみたいだね
同じ荒川弘先生の作品なんだから似てて当たり前だよね~
パクリ疑惑の真相②ー『ハガレン』の続編にみえる
『黄泉のツガイ』が同じ荒川弘先生の作品だと理解した方から次は「黄泉のツガイはハガレンの続編なんじゃ?」という声も出ているようです。
ただ、上記の表でも示したように2作品は全く違う作風で完全に別物です。
また『ハガレン』は2004年に最終回が発表され、主人公たちのその後まで描かれるなど続編がでる様子はまったくなく綺麗に終わっています。
ある意味『ハガレン』ファンの期待から来てるのかな?
パクリ疑惑の調査結果まとめ
他には1件だけ『鬼滅の刃』に似ているのでは?といったものも見つけましたが、タイトルに「の」が入っているなど、他の作品にもいえることばかりでした。
基本的に荒川弘先生の代表作品『鋼の錬金術師』の印象が大きいがゆえの疑惑だったようですね。
【黄泉のツガイ】面白い?パクリと言われてるけど本当なのか調査!まとめ
今注目されている『黄泉のツガイ』について、パクリ疑惑やつまらないなどマイナス要因はすべて荒川弘先生の代表作『鋼の錬金術師』の影響が大きかったですね!
結局、面白い理由しかなかったよね~
はじめは複雑に感じるかもしれませんが、読み進めていくうちに少しずつ情報が開示されていき引き込まれていく魅力いっぱいの作品だと思いました。
- 迫力あるアクションシーン
- ツガイの多様性と奥深さ
- 謎と魅力が交差する世界観
今回「面白い理由」を3つ紹介しましたが、特に2つ目3つ目はこれから更に濃くなり魅力が増していくと思うのでぜひ早めにチェックしてください!
設定はシリアスで画もグロテスクなときもありますが、ギャグで笑わせてくれるなど和みポイントもありハマっていきます♪
わたし個人的にはアニメ化、映画化も確定じゃないかと思っています。
まだ8巻までしか出ていないのでぜひ今のうちに読むことをおススメします!
設定が複雑だからこそ、いろんな角度から楽しめるんだよね
読めばよむほどってやつだよね~
最後までお読みいただき、ありがとうございました。