2025年のアニメ化でますます注目を集める『黒執事 緑の魔女編』ではシリーズを通して最大の衝撃展開が明かされました。
それがファンの間で長年考察され続けてきた「シエル双子説」です。

シエルにお兄ちゃんがいるって本当?



かなり早い段階から伏線が張られていたわよ
この緑の魔女編でついにその核心に触れる描写がなされ大きな話題を呼んでいます。
というワケで長年ささやかれてきた「シエル双子説」を中心に緑の魔女編で張り巡らされた伏線を徹底考察していきますよ。
この記事を読めば以下のポイントが明確になります。
・「緑の魔女編」で明かされるシエル双子説の核心
・黒執事の過去シリーズで張り巡らされていた伏線
さぁ、それではシエルの正体と物語の核心に迫ってみましょう。
シエルが双子?緑の魔女編で【話題の伏線】とは


黒執事 緑の魔女編には物語の核心に迫る非常に緻密で重要な伏線が数多く張り巡らされています。



今回はこれらの伏線を分かりやすく解説していくわよ!
特に今後の『黒執事』本編に深く関わってくるであろう重要箇所に焦点を当てて説明していきますよ。
双子説が浮上したきっかけ!「独り言」のヒミツ
人狼の瘴気にやられてヘロヘロになってたシエルがポツリと漏らしたあの「独り言」の数々・・・。
あれ実はとんでもない秘密が隠されていたんです!



え?人狼の瘴気にやられて意識がモウロウとしてただけじゃ?
「僕だけが、僕なんかよりもっと・・・。」
「あいつがシエルを・・・。」
まるでもう一人のシエルを知っているかのような意味深な発言を連発していましたよね。
最初は「あぁ、精神的に参っているのかな?」なんて思っていましたが、これってただの妄言じゃなかったとしたら・・・?



そうこれらの発言はシエルに「双子の兄弟が存在する」ことを示唆する超重要な伏線だったのじゃ☆
人格が分裂したとか夢遊病だったとか、そんな話じゃありません。
本当にもう一人のシエルがいたという衝撃の事実が彼の言葉の端々から読み取れるようになっています。
シエルの何気ないように見えたあの独り言が、物語の根幹を揺るがす大きなヒントになっていたなんて本当に鳥肌モノですよね!
チェスシーンで明かされた「もう一人のシエル」の存在
黒執事 緑の魔女編を観て「え?まさか!」って思わず声が出てしまった人も多いハズ。
はい、筆者も叫びました。(当然です)



シエルのがチェスをしながら誰かと会話しているシーンのことじゃよ☆
あれ最初は、シエルが自分と語り合ってるのかなって思って観てました。
でもとんでもない!
あのチェス盤の向こうにいたのは紛れもない「本物のシエル・ファントムハイヴ」つまり、シエルの双子の兄だったんです。
このシーンよーく見るとかなり示唆的でシエルが悪魔セバスチャンと契約するに至った理由や、本来のファントムハイヴ家当主としての「気高さ」が今のシエルにないことが浮き彫りになるんですよね。



「今のシエルは偽物かもしれない・・・」と思わせる決定的な瞬間だったワケね
しかもこのチェス盤の駒の配置や、二人の会話の内容がその後の「青の教団編」で本物のシエルがまさかの登場を果たすことへの超重要な伏線となっています。



時系列まで巧妙にリンクさせているなんて、枢やな先生、天才すぎません!?
緑の魔女編はそれまでの『黒執事』の空気感をガラっと変えたまさにターニングポイントとなるエピソード!
長年ファンが囁いてきた「双子説」がついに「確定」へと向かう描写が初めて出てきたのが、この章なんです。
バラバラだった情報が一本の線で繋がった瞬間でした。
タナカさんの「執事道」に隠された真意


緑の魔女編で人狼の瘴気によって一時的に失明し幼児退行してしまったシエル。
女王の番犬としての職務もはたせなくなり、セバスチャンはシエルの治療をサリヴァンに依頼する代わりに彼女の執事を務めることになります。
このセバスチャンの行動に対し、使用人たちが「こんな時こそ坊ちゃんのそばにいるべきでは」と訴えるなかタナカさんは
「心配することだけが執事の仕事ではない。執事たるもの主人の帰還は万全の状態でお迎えしなくては」と答えるんですよね。



いかにもタナカさんが言いそうなセリフだけど、これも伏線なの?



歳とってるだけに何でもお見通しって感じがするわ
これはこの後「青の教団編」で兄シエル側につくタナカさんの行動とも一致します。
タナカさんがなぜ兄シエルを選んだのか、その理由はまだ明かされていません。
でもこの「執事道」に照らし合わせると彼は坊ちゃんを裏切ったわけではなく、双子の「万全の帰還」のために独自の行動をとっている可能性が浮かび上がってきます。
葬儀屋とファントムハイヴ家「死神の家系図」が明かす衝撃の真実


緑の魔女編で明かされた死神の家系図は超重要伏線でした。
この家系図にはシエルが双子であることに加え、シエルの祖父が葬儀屋であることを示唆する描写が含まれています。



たった一コマで葬儀屋とファントムハイヴ家の間に隠された深い関係性が浮上したわね
特に注目すべきは家系図に記された「Cedric K Ros」の生没年です。
張り巡らされていた伏線が少しずつ明らかになり、すべての謎のベールが外される時が楽しみでもあり怖くもあります。
シエルの双子説の【始まり】はいつ!?過去シリーズの描写を振り返る


『黒執事』ファンの皆さん、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
物語のすべての始まりってどこだったと思いますか?



黒執事は長期連載を予定してなかった模様!
だからこそ物語の需要な伏線のほとんどは「切り裂きジャック編」から本格的にスタートしているんです!
なんと連載開始から10年後に回収さえこの衝撃の事実がすでに原作漫画2巻から始まる「切り裂きジャック編」にひっそりと巧妙に張り巡らされていたのです。
どんな伏線が張られていたのか振り返ってみましょう。
双子説の衝撃的伏線①:葬儀屋の店に眠る「もう一人のシエル」


黒執事の長期連載が決定した「切り裂きジャック編」で初登場した葬儀屋(アンダーテイカー)が登場する原作漫画2巻の第6話「その執事、始動」に伏線がひっそり張られていました。
シエルとセバスチャンが切り裂きジャック事件の情報を得るため葬儀屋の店を訪れた際、シエルが腰かけた棺桶。
この棺桶の中にこそ葬儀屋によって蘇生措置を施されていた裸の兄シエルが眠ってたんです。
この衝撃的なシーンは後の原作漫画28巻の第141話「その執事、推量」に同じコマ割りで描かれ、その伏線の精巧さに多くの読者ファンが驚かされました。



この伏線が回収された時は鳥肌たっちゃった!
双子説の衝撃的伏線②:明かされたシエルの「墓」が示す真実
原作漫画の2巻8話「その執事、殊勝」で描かれたシエルとマダム・レッドの会話シーン。
マダム・レッドがシエルが裏社会に戻ったのは家族の仇討のためかと問うと、シエルは「そう思ったことは一度もない」と否定します。



この時背景に描かれた墓の数に注目です!
そこにはシエルの両親の墓に加えもう一つ墓が描かれていました。
この「合計3つの墓」が意味するものとは何なのでしょうか。



シエルに兄弟がいたという伏線がすでに描かれていたのね
双子説の衝撃的伏線③:セバスチャンの「走馬灯」が暴く真実


原作漫画の3巻10話「その執事、回想」で死神グレル・サトクリフとの戦闘中にセバスチャンが見た光景にそのヒントは隠されていたのです。
「輪は私がとりだしましょうか」に秘められた10年越しの真実
走馬灯に現れる「輪は私が取り出しましょうか」というセリフ。
この一見謎めいた言葉は実は原作漫画の27巻139話「その執事、執刀」で10年越しに回収された大伏線でした。
兄シエルが生贄になった際、その腹部からファントムハイヴ家当主の証である指輪を取り出すかとセバスチャンがシエルに尋ねるシーンです。
これは現在のシエルが「本物のシエル」でないことを示唆しる決定的な描写といえるでしょう!



「輪」って「指輪」だったんだ
「僕の名前は」偽られたシエルの名
そしてもう一つ走馬灯には「僕の名前は」と語るシエルの姿があります。
これは原作漫画の27巻138話「その執事、推敲」で描かれたシエルが悪魔と契約する瞬間のものです。
この時「僕の名前はシエル。シエル・ファントムハイヴ。」と兄の名を偽り初めて嘘をつきました。
セバスチャンはその嘘を理解したうえで「なるほど、よいでしょう。」と契約を受け入れたのです。



セバスチャンは最初からシエルが偽物だった気づいてたのね
この走馬灯の描写は現在のシエルが「兄のシエルに成り代わった存在」であることを明確に表しており『黒執事』の根幹をなす「双子説」の核心に迫る重要な手がかりとなっています。
双子説の衝撃的伏線④:マダム・レッドが語った「甥っ子達」の真実


グレルと共に「切り裂きジャック」の共犯者だったマダム・レッドは、情を捨てきれず甥のシエルを殺害することができませんでした。



死神グレルはそんなマダムを見限り、デスサイズで殺害しちゃったのよね
その殺されれる間際に見せた走馬灯にシエル双子説の重要なヒントが隠されていました。
原作漫画の3巻10話「その執事、回想」に描かれたそのシーンは彼女が「可愛い甥っ子達」と語った一節です。
挿絵ではシエルは一人しか描かれていませんが「達」という複数形はシエルが実は一人でないことを示唆しています。
双子説の衝撃的伏線⑤:マダム・レッドの「言葉」に隠された残酷な真実


マダム・レッドがファントムハイヴ邸に帰還したシエルを迎えに行った際「よかった。あなただけでも無事で・・・」と安どするシーンは一見惨劇を生き延びたシエルへの温かい言葉に見えます。



マダム・レッドは子供たちの遺体が見つからず「甥が行方不明」という報告を受けていたんじゃ
つまり彼女が「あなただけでも無事で」という言葉は行方不明だった双子のうち「兄のシエルだけでも見つかってよかった」という真意が隠されているのです。
両親が死んで、たった一人の肉親となる叔母にこの言葉をかけられたシエルの心情はどうだったでしょうか。
双子説の衝撃的伏線⑥:シエルの言葉が示す「双子説」の核心


原作漫画の3巻13話「その執事、葬送」でシエルは意味深な発言をします。
「マダムには僕(シエル)を・・・肉親を殺すことは出来ない。そう思ったんだ。」
このセリフは切り裂きジャック事件の終盤、シエルがセバスチャンに対して言ったセリフです。



注目すべきは彼が「シエル」という固有名詞の後に「肉親」と言い換えている点!
マダムが殺害しようとした対象は「シエル」でした。
でも実際に殺されかけたのはシエルの弟である「坊ちゃん」自身です。
彼は兄であるシエルに成りすましているためマダムが殺そうとしたのは自分にとって同じく「肉親」である兄のシエルであり、その兄の立場にいる自分自身もまた「肉親」であるという複雑な状況をこの一言で表現していると考えられます。



う~ん・・・混乱してきた
この発言はシエルが「シエル」と自分自身を明確に区別しながらも、血縁としての繋がりを強調している証拠でもあり、長年の謎である「双子説」を裏付ける重要な伏線として読み取れるのです。
【考察】黒執事・緑の魔女編で発覚!? シエル双子説の伏線とは|ファン騒然の理由を解説まとめ


今回の記事では長年の謎が明かされた「黒執事の双子説」に立ち返り、物語に隠された伏線の数々を再考察しました。



ポイントのおさらいをしてみましょう。
- シエルがもう一人いるかのような独り言
- シエルが2人で行っているチェスのシーン
- 執事のタナカさんが放った「主人の帰還を万全の体制でお迎えしなくては」という言葉
- 葬儀屋とファントムハイヴ家に血縁関係がありそうな事実
緑の魔女編の物語の中にはシエルに兄がいたと示唆する場面が数多く描かれていました。
でも驚くべきは黒執事の連載が始まった10年前から伏線が張り巡らされていたということですよね!
黒執事「緑の魔女編」を振り返ってみたい方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね!





ここも復習しておきましょう。
- 葬儀屋の店で眠るもう一人のシエルの存在
- シエルの両親の墓地に3つ目の謎の墓がある
- セバスチャンの走馬灯からシエルが偽物であると示唆する内容が判明
- 叔母のマダム・レッドが語る甥っ子達と複数形で呼ぶ真実
双子説が明らかになってから改めて作品を読み返すとその伏線の多さに驚かされますよね。
ぜひもう一度作品を読み直し枢やな先生が仕掛けた奥深い謎解きを楽しんでみてください。
ここまでお読み頂きありがとうございました。